デミグラス総数

きしょいブログ

俺個人的にはジーパンはあらゆるズボンの中で一番ダサい物だと思っていて何であんなに普遍的に流通しているのか全然分からなくて10年前が一番酷くてセレクトショップのズボンコーナー全部インディゴブルーに染まってるつまんねえ光景が一望できた。いくら安定して売れるからと言ってもそれはお店として死んだも同然だろ。

それで変形パンツとかスラックスとか出来るだけジーパンを避けた人生を送って来たのですが5年ほど前にichimile gratoryというブランドの定番でリリースしてる細身のジーパンが、これが自分の価値観をぶっ壊す程格好良いやつで今までのアメカジ的文脈から脱却した品良いシルエットと深い青み、尚且つウエストが太めで履き易く値段も安い(2万しなかったぐらいだと思うけど忘れた)ので最高だった。お気に入りでよく履いてたしそのジーパン何か結構良い感じだよねと言われるぐらいやっぱりその辺の雑魚ジーパンとは決定的に違うんだなと思った。

今日、太り過ぎてそのジーパンが履けなくなっていた。

本当に悲しい。いつの前にか80キロを超えていた。5年前より15キロ増えた。何もしてないのに。何ならジム行ってるのに。俺には太りの才能があるのかもしれない。

3年前ぐらいから太めのシルエットの服が標準的に流行って来たので、2000年代前半とかみんなでクソ細いテーラードジャケットとかジレ着てて衣服に関して窮屈な思いをしていた分思う存分ビッグシルエットやなだらかな服を買って完全に自分の体形に関してノーマークだった。この手の服は自分の体形を覆い隠してシルエットを形作るから余計に悪かったと思う。自分の太りに気付けない。アパレル業界が一体となってみんなを太らせようとしている。